誇り高き日本人 (11.3.18)
11日の地震・津波の発生から1週間が過ぎました。被災地の皆様の心の内を考えると胸がつまります。外国のメディアで放送された内容等もニュースで取り上げられていますが、その中でいつも私が感じていることが報じられていたのが印象に残りました。 それは、「困難な状況下にあっても、日本人はルールを守り、自分勝手な行動をとらない。」という点で、他国民が感心しているというニュースです。外国で大地震や津波の発生時には、必ずスーパーに押し入って食料などを集団で盗難する場面がニュースで報じられます。ところが、日本では「阪神大震災」の時も「中越地震」の時もそれがありませんでした。先日、夫に電話した時にも「今回も日本人の素晴らしさを感じた。」と話したところでした。一番つらい時に、自分のことだけでなく周りの人間のことを考えることができる民族であることを誇りに思うと共に、どんな逆境にもへこたれずに復興に向かえる強い民族であると信じています。
日本国憲法第25条で「すべて国民は、健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有する。」とうたわれています。いかに政治的に不安定な時代であろうと、この憲法がある限り、国を挙げて被災者の方々の生活を守る努力をしなければなりません。政治家の皆様が党派を超えて協力し合えることを信じています。
今、様々な場所で募金活動が行なわれています。高松市役所でも日本赤十字社の募金を行なっていましたので、私もわずかばかりの募金をしてきました。世界中から支援をいただいている中、日本人である私たち一人ひとりが気持ちをひとつにして、被災地の皆様を支援していけることを願っています。(濱田 幸子)