笑顔の素晴らしい、うどん屋の奥さんでした (10.10.7)
「お久しぶりです」
にこやかな明るい笑顔で、店先で出迎えてくれた。
彼女は、10年近く前に、大学を卒業し合同経営に就職した人だった。合同経営の草創期の一人である。
明るい性格で、仕事もしっかりと取り組む人だった。
その後、結婚し彼の故郷に引っ越し、子どもも生まれた。
当時、彼は、苦学して司法書士試験を受験していたのだが、一念発起して、うどん屋さんの開業へ進路変更。
その後、彼は単身で香川県のある店に住み込みで1年間修行した。彼らは1年間別居して生活した。とても苦労したと思う。
その後、故郷で開業となった。
その地方に仕事で用事があり、ついでに数年ぶりに二人の店を訪問した。おでんとぶっかけうどんを食べた。
にこやかな笑顔にふさわしい、うまいうどんだった。
彼らの一貫して変わらない人柄と笑顔は、合同経営の歴史を織りなす人として、とっても大切な宝物だと感動した。(林哲也)