「アカとシロの攻防」 (10.7.15)
我が家には、昨年の秋より金魚が2匹いる。ちょっとした金魚すくいで手に入れた。種類はコメットで、比較的赤色が多いのを「アカ」、白色が多いのを「シロ」と名前をつけた。
最初のころは気がつかなかったのだが「シロ」はちょっとおっとりしたところがあって、エサを食べる時も、最初に数粒口に入れると、そのままモグモグゆっくりと食べる。その間に「アカ」がエサをほとんど食べてしまうので、みるみる2匹の大きさが違ってきた。
あまりにもかわいそうになったので、いわゆる'えこひいき'をすることにした。「シロ」が浮上した時だけ「シロ」にだけエサを数粒やるようにした。しかし「アカ」も気配を感じるとまわり込んでエサを食べにやってくる。エサ争奪バトルを繰り広げながらもやっと、2匹が同じくらいの大きさに育ってきた。
なにはともあれ、金魚の世界も大変である。
(酒井洋美)