「根回し」の語源は植木職人! (09.11.2)
先日、NHKで放送されている「こんなステキなにっぽんが」を何気なく見ていました。途中から見たのでどこの県かは分かりませんが、有名な植木の産地らしく何代も続く植木農家が登場していました。その中で、何十年も育てた植木を出荷する場面が出てきました。何十年も地植えにされた木の根をどうするのか興味をもって見ていました。すると、植木屋さんは数年に一度、根の周りを掘って太い根を断ち切る作業をする場面が登場しました。太い根を断ち切ることで、細かい根がたくさん生えて、新しい土地に馴染みやすくなるとの事。その作業を昔から「根回し」と呼んでいたそうです。
何十年先に購入してくれるお客様の庭の土地に馴染むように事前の準備を怠らない様子から、交渉や会議などで、事をうまく運ぶために、あらかじめ手を打っておくことを「根回し」と言うようになったとの事です。私は、いたく感心したのですが、これって常識だったのでしょうか?(濱田 幸子)