お金の"価値"について (22.2.16)
お金の価値について考えたことはありますか?
「そうは言っても100円は100円でしょ?」
その通りです。ただし、これは日本国内に限りです。
ニュースなどで「円安」とか「円高」といったフレーズを聴いたことがある?と思いますが、
これが、お金の"価値"です。(正確に言うと日本円の価値です)
海外旅行をしたことがある方は、経験があるかと思いますが、空港で必ず両替をしますよね。
その時の為替レートによっては、両替できる額が変わってきます。
例えば、同じ1万円でも時によって、90ドルだったり、100ドルだったり、110ドルだったりします。
歴史的に言えば戦後の一番円の価値が高かったときが約75.3円/1ドル、1万円=約130ドル、
一番価値が低かったときが360円/1ドル、1万円=27ドル(変動相場制前のレートなので
現実味がありませんが)です。約4.8倍近く違います。
為替の話はここら辺でやめておきますが、他にも「金利」とか「経済成長率」も関係してきます。
全部話すときりがないので、詳細は書きませんが、基本的にお金は持っているだけで
価値(相対的価値)が下がり続けていくものです。(いろいろと前提はありますが)
簡単に説明しますと、
①経済成長により、世の中の物価が1%上がります↑
②例えば1つ100円の「あんぱん」が101円になります。
③「あんぱん」を買うために101円払います。
100円は100円のままですが、100円だったものが101円出さないと100円だった「あんぱん」が
買えなくなる。つまり100円の価値が変わったということです。
(意味わからんと言われるかもしれませんが現実はこういうことが起こっています。)
最終的に何が言いたいかというと、「投資をしましょう!」(価値が変動する資産を持ちましょう)
ということです。
上に書いてある内容が分かれば、預貯金(特にタンス預金や現金で保管)することがいかに
意味がない(損をしている)ことであるかがわかってきます。
貯金するぐらいなら使った方がマシです。(「価値的」にはです)
日本人には馴染みが少ないですが、金融リテラシーを持っておくのとないのとでは全く違った
生活や老後になると思っていただいても構わないと思います。
とはいっても何から始めたらいいかわからないという方は、
一番身近にある合同経営の持ち株会に出資するのが一番かと思います。
(決して私は会社の回し者ではありません。あしからず。)
最後になりますが、決して貯金を使い果たした方がいいとか、何でもかんでも投資したほうが
いいということが言いたいわけではありません。
お金の価値は不変ではなく、「変わり続けるものであるという認識を持っていただきたい!」
ということです。
コヤマ