相続不動産の悩み (21.10.13)
相続無料相談会で、田舎にある実家の不動産をどうしたらよいかという相談をよく受けます。なかなか難しい問題だと感じさせられます。
先祖代々の土地を子孫が守り続けることが当たり前の時代がありましたが、今は各相続人はそれぞれに住居を持っているケースも多く、立地状況により活用しにくい場合は、どうしようもないと思うことも少なくありません。
まさに私の実家の不動産もその通りです。おそらく分家の際に譲り受けた土地に当時大工をしていた父が家を建て、田畑を耕作して、生活していたのだと思います。
両親が亡くなって初めて不動産業者に調査してもらったところ、建築基準法等の関係法令上、家の建替えもできない、利用価値のない土地であることが発覚し、愕然としているところです。
ご近所さんとも相談し、ご迷惑をかけないように管理していくことになりましたが、私の代で何らかの活用又は処分できる日が来ることを望んでいます。
また、「相続土地国庫帰属制度」が、今年の4月に成立しましたが、今後制度がスタートした時には、実際に活用しやすいものであることを期待します。
(長門)