色 (21.7.2)
絵を描いてほしいと言われたので、先週から絵を描き始めました。
ピカソのようなお洒落な絵が良い、とのことだったのでアクリル絵の具を新調して、キュビズムをモチーフに描き進めています。パレットに絵の具を出すと、美術部だった高校生時代が蘇ります。
一緒に絵を描いていた友達も、4年の歳月を経た今では大阪や京都でデザイナーや個展を開くアーティストとして活動しているそうです。
あのとき、同じ美術室の空間で、共に絵を描き続けてきた仲間たちがそれぞれの場所で努力していると思うと感慨深い気持ちと、もうあの青春時代には戻れないと思うと少し切ない気持ちになります。
そんな回想を巡らせながら、頼まれた絵は少しずつ色を付けてきました。
まだ何者にもなれない私ですが、誰かに必要とされることは生きがいであり、そんな私に絵を描いてほしい、と言ってくれたのはとても嬉しい出来事でした。
私なりに精一杯の想いを筆にのせて魂のこもった絵を完成させたいです。
三木