毎年、仏壇に供えるためキンセンカを育てているが、今年は特に黄色やオレンジの花を色鮮やかに咲かせている。
キンセンカの花言葉を調べてみて驚いた。花色に似合わない「別れの悲しみ」「悲嘆」といったもので、ギリシャ神話に由来するものだそうだ。何故か黄色系の花には不吉をほのめかすものが多いようだ。
黄色いバラは、「嫉妬」「愛情の薄らぎ」、黄色のチューリップは「望みのない恋」などである。花言葉を思い浮かべて花を見ると美しい花に陰りがあるように見えてきて、精一杯黙って咲いている花が可哀相に思えてくる。
先入観を持たずに純粋に花を愛でたいと思う。
「昭」