おかえり 寅さん (19.9.27)
今年の年末に「男はつらいよ」シリーズの新作が公開されます。
ひとりの俳優が演じた最長映画シリーズとしてギネスに認定されるなど、1969年の第1作の公開から長年にわたって愛されてきた「男はつらいよ」シリーズ。実はわたしも大の寅さんファンです。
テキ屋稼業を営む主人公・車寅次郎が、故郷の柴又に戻ってきては、家族や恋したマドンナを巻き込み騒ぎを起こすさまを、あたたかく描いた国民的人気映画の22年ぶりの新作です。シリーズ第50作目となる作品は、寅さんの甥・満男と、満男がかつて思いを寄せた泉のその後の物語を軸に、さくらや博、そしてくるまやを囲む人たちの「今」が描かれるとのこと。
寅さんファンとしては、寅さんを演じた渥美清の遺作となった、第48作「男はつらいよ 紅の花」(1995)の加計呂麻島の浜辺で、満男が泉に「愛している」と告白したシーンが思い出されます。この後、二人の恋は成就したのでしょうか。予告編によると、満男と泉は別々の人生を生きてきたようです。
20数年後の物語の展開は、映画を観てのお楽しみということで。
(髙嶋)