「2017年夏の来訪者」 (17.8.2)
我が家には時々予想しない来訪者が来ることがある。
今年の夏の来訪者は「コガタクワガタ」である。ある日主人が連れて帰って来た。
数日は透明なケースに入れていたが、所在がなさそうで落ち着きがない。休みの日に主人が100円ショップで、エサと一緒に虫かごと木の枝の皮、おがくずのような床に敷くものまで揃えてきた。クワガタにとっては、天国のような部屋の出来上がりである。
もともとクワガタは夜行性なので、私たちが起きている間はなかなか活動しない。ただ、一口ゼリーのようなエサのゼリーを新しくした時だけは、かぶりついて離れない。いつから食べているのかわからないほど何時間もあるいは1日中食べている時もある。そのまま寝てしまっているのかもしれないが・・・。
それ以外は、木の皮の後ろにかくれているかおがくずの中にもぐっているか、なかなか見ることが出来ないので、観賞用のペットとしては寂しい限りである。
ゼリーの減り具合で食欲の状態は分かるので、クワガタの観察というより食べかけのゼリーの観察という感じの様な今年の夏の来訪者である。
(酒井 洋美)