もうすぐ楽しい「桜」の見ごろ (16.3.16)
日本の四季はとても特徴的です。その特徴は月の表現にも表現されています。4月は、稲の苗を植える月ということで「種月(うづき)」という表現もあるようです。
もうすぐ新年度、新学期になります。新しい仕事や学年に変わる最初の月で、何か、ソワソワとした浮かれた気持ちになります。こうして毎年、春を迎えながら「時代」は刻まれていくのでしょうか。
最近の「マイブーム」は季節の花の写真です。特に3月末から4は外国人も注目する「桜」の季節です。一瞬に開花し、見事な色で咲き乱れる光景は絶品です。しかも、遠景から見た色合いも良いですし、一輪の花も見事です。この春の花が、まちかどや、山並みにあふれかえる3月末から4月の一瞬が、時代の区切りを明瞭にしていることが、日本の四季の移り変わりを表す代表的な瞬間だと感じます。
一瞬の表現が、日本人の生き様にも影響を与えたのかもしれません。咲き乱れるのは一瞬ですが、そのためには、前の年からの根を張って準備し、一瞬を表現し、実を付け次の世代につなげていく。考えたら、家族のことや、会社の経営も同じようなものかもしれません。見栄えのすることも、背景にはひたむきな努力があってこそだと思います。(林哲也)