母の里帰り (12.10.1)
先日、母を誘い東京へ行って来ました。母(65才)は埼玉県出身です。昔流行っていた文通で父と知り会い20才で香川県へお嫁に来ました。私の父は44才の時に病気で亡くなったので、それ以来、母には本当に苦労を掛けてきたと思っています。7人兄弟の末っ子の母には関東地方に兄弟が現在は4人います。残念ながら2人は他界していますが、しばらく会っていないのは知っていました。
そこで、私の用事のついでに母と一緒に東京へ行くことにしました。早速叔父さんの1人に連絡すると、すぐに他の叔父さん達へ連絡してくれて、私たちの都合に合わせて、東京で集まることになりました。母にとっては冠婚葬祭でもなければ、なかなか兄弟と会う機会はなかったので、とても嬉しかったようです。
残念ながら一番上のお姉さん(86才)は介護施設に入居し、普通に会える状態ではないとのことで、会うことは叶いませんでしたが、他のお兄さん(私にとっては叔父さん達)はとてもお元気で、品川駅近くのホテルで、日本料理をいただきながら、昔話に花を咲かせて楽しく過ごす事ができました。
翌日は母と2人で埼玉県にある、母の両親(母が中学と高校生の時に亡くなったそうです)のお墓参りへ行きました。東京からは電車で片道2時間かかるので、飛行機の時間も考えて最初は諦め気味だったのですが、早起きすれば行けるからと母を促し、5時半に起きて電車に乗りました。
母にとっては10年ぶり、私にとっては35年ぶりに、母の両親のお墓参りを果たすことができました。この遠い土地に眠る祖父母がいなければ私という存在はなかったし、私の子供たちも存在しなかったと思うと、母を産んでくれてありがとうと心から感謝しました。
(石川美輪子)