ゲゲゲ。 (23.12.7)
おい!鬼太郎!と甲高いおっちゃん声で喋る目玉親父は昭和から愛される誰もが知るキャラクター。目玉親父が目玉だけになる前、鬼太郎が誕生するまでを描いた「鬼太郎誕生」という映画を観に行った。この映画、あまり宣伝もしておらず、俳優さんが声を務めてるわけでもなく。ただ、アニメヲタの娘からの情報で、ネット上で「面白い」と広まり、もはやパンフレットは午前8時に売り切れる状態らしく、さすがに気になって、6回目の視聴に行くという娘についていった。
これは!!何ということでしょう!映像、音響が素晴らしいのもあるが、昭和初期の時代感、金や欲望といった人間の愚かさ、友情や愛といった人間の本来あるべき姿が見事に描かれた超感動的な作品だった。目玉親父があんなにかっこいいとは知らなかったー。水木しげる先生が漫画ゲゲゲの鬼太郎を描いたとき既にこの構想があったのならすごいな、と思った。
おすすめです。
(是松郁子)