世紀の天体ショーと災害 (09.8.4)
皆既日食、日本では46年ぶり。7月22日、午前11時過ぎから職場でも日食を観ることができた。薄雲の向こうに「三日月」が西へ流れて行く。今度日本で見られるのは26年後の9月2日北陸などで。しかし、地球上では3年に2回の割合で見られる。自分の生活の地から日食を観るのは、最後かもしれないと思うと何かいとおしくもある。26年後は私は米寿になっている。
一方、あのトカラ列島や悪石島は、皆既日食が始まる10時頃から、突然激しい風雨に見舞われ、屋内への避難をする状況になり、観測どころではなかった。悪石島には人口の2倍近い1100人の観測客だった。
この頃、西日本は梅雨前線が停滞し、山口県などで記録的な豪雨があり、犠牲者や被害が出た。
19日 午後7時20分頃、岡山県美作南部で竜巻、73棟が被害。
20日 午前9時20分頃、但馬空港上空で、2人乗りヘリが不明。
21日 正午過ぎ、山口県周防市の老人ホームへ土石流、5人死亡。
10人行方不明。
13時過ぎ、衆議院解散。万歳を3回繰り返す。
(乃口健一)