1通の手紙 (18.8.9)
手紙が届いた。封筒の宛名は子ども2人の名前が書かれてあった。なんだか見覚えのあるような字だった。誰からだろうと差出人を見るとなんと私の名前だった。私の字だ、、、。頭が混乱しかけてよく見ると、
「ランドセルを毎日元気にお使いいただいているあなたへ。お預かりしていたこのお手紙を1000日の時を越えて、今お送りします。」
と書かれてあった。それで思い出した。次男のランドセルを買った時に書いた手紙だと。
1000日前の私から子ども達へのタイムレター。ランドセル会社の粋な計らい。
だだ何を書いたのか全く思い出せない。恥ずかしい文面なのかどうかも分からないのでとりあえず封筒を透かしてみたが見えない。泣けるようなこと書いたのだろうか。色々考えて、もし感動する内容だったらと想像したら泣きそうになった。でも結局渡せず引き出しに入れた。泣けるような手紙だったとしてもよく考えてみたら3年程前だ。何も変わっていないのに泣けるようなことを書いていたら余計恥ずかしい。悩んだ挙げ句、クリスマスに渡すことにした。サンタクロースに紛れてみようかと思っている。
(池内)