「継続は力なり」という言葉があるが、誰の言葉かも真の意味もよくわからない。小さなことでもこつこつと努力を重ねていれば、必ず自らの力となるという意味なのか、あるいは、そもそも継続するには覚悟が必要だ、際立った成果が表れなくとも途中で投げ出さず継続して研鑽を積むこと自体、それすなわち力だという意味なのか。継続が力をもたらすのか、力があるから継続できるのか。考えることに意味があるような無いようなことだが不図考えさせられた。いったいどういう人物が、誰に向けて言った言葉なのだろう。いずれにせよ深い言葉だと思う。
(松本秀紀)