愛情と治療とこれから。 (14.8.5)
かがわ障害年金相談センターは開設してから1年半が経過しました。おかげさまでたくさんのご相談をいただき大変勉強になります。最近よく思うのは「親の愛情の大切さ」と「医者の理不尽さ」です。精神の障害での相談が非常に多いのですが、原因は仕事のストレスやいじめなどのお話からみなさんはじめます。でも何回もお会いして掘り下げて聞いていくうちに必ずといっていいほど、小さい頃の親子の問題に突き当たります。相談に来られる方は20代から50代と幅は広いですが、子供の頃の親との確執が心の闇を生み、何十年も苦しんでおられるのです。親の愛情がどれだけ子供の成長に影響するかを実感します。
それから困っているのが精神科のお医者さんがものすごく変わっているということ。いい先生もたくさんいらっしゃいますが、診断書ひとつお願いするにも、めんどうくさいと患者の前で言い放ったり、診断書作成拒否、明らかに必要な訂正をしてもらえない、怒鳴る。。など。
昔に比べたら、精神疾患への偏見や誤解は少なくなり、医療も発達してきたと思いますが、患者さんがどんどん増えている今、精神科や心療内科のお医者さんの質の向上が必要なのではないかと思うこのごろです。(是松 郁子)