お見舞い (13.6.14)
先日、長く入院している義父のお見舞いに行きました。父の日が近いということもあり、夏用の新しいパジャマを購入し持って行くと、頷きながら少し笑ってくれました。義母が言うには「喜んでるよ」との事。ほとんど声を出すことがない義父ですが、表情だけで何が言いたいのか義母には分かるようです。
義父は幼少のころ父親が戦死してしまい、長男として何でもできなければならいと育てられたそうです。そんな義父は同じ長男の主人に対して大変厳しい面があり、昔は口論が耐えませんでした。
元気な時は一日中田畑で作業していたので真っ黒に日焼けした義父ですが、今は色白の肌となり身体も一回り小さくなっています。そんな義父を見て主人も何だか寂しそうな感じです。
帰り際、孫から「じいちゃんまた来るね」と声をかけられると、少し動く右手を上げておもっいきり笑顔になります。そんな笑顔がまた見たいので、時間を見つけて義父に会いに行きたいと思っています。
(石川美輪子)