秋の思い出
先日、病院の待合室で順番待ちをしていたとき、秋祭りの獅子舞が病院に回ってきました。
子どものころ、何よりも怖かったのが獅子舞だったことを思い出しました。まだ大阪に住んでいたころですが、笛と太鼓の音とともに赤い顔の獅子が家々を回ってきて、「頭を嚙んでもらうと頭が良くなる」と言われていましたが、私は怖くて一度も噛んでもらったことはありません。
その日一日、獅子が回ってくるまで家のトイレに鍵をして隠れていたことを思い出しました。
今思えば、あの恐怖も秋の思い出のひとつです。
(齋藤美穂)
投稿日(2025/10/15)