コラム

フェスの季節

7月も終わり。夏になると、どうしても昔好きだったバンドの音楽を聴きたくなります。

昔バンドをやっていたこともあって、特に好きなのは少し尖ったロック。Syrup16g、ART-SCHOOL、有名どころではTHEE MICHELLE GUN ELEPHANTや凛として時雨、海外ならGreen DayやRed Hot Chili Peppers。歌詞も綺麗ごとじゃないバンドばかりです。

特にSyrup16gやART-SCHOOLは、感情的で内省的、感傷的な歌詞が多く、男の陰鬱とした気持ちをそのまま歌っている。最近のアーティストだと、昔のCreepy Nutsに近いかもしれません。楽しいだけじゃなく、苛立ちや弱さも全部さらけ出す。聴いていると、自分と重なる部分があったり、声に出して歌えば感情の整理ができたりして、今でも好きなバンドです。一方、THEE MICHELLE GUN ELEPHANTや凛として時雨は、歌詞の意味なんて二の次で、ただ音の勢いやグルーヴに痺れるタイプ。感情を吐き出すというより、音の塊がぶつかってくるような感覚です。

そういう音楽を聴いていると、暑くしんどい気分も晴れる気がします。
お勧めはSyrup16gの攻撃的で切ない「ソドシラソ」と、彼らなりに前を向き暗さの中にも希望が見える「Reborn」。よければ聴いてみてください。

バンドはもうやっていませんが、夏にこんな音楽を聴いていると「またギター触ろうかな」と思ってしまいます。

金藤

投稿日(2025/07/31)