コラム

映画「おくりびと」

 少しミーハーですが、先日、映画「おくりびと」を観ました。
 JRで移動する機会があって「ひまつぶし」と思って書店で手にしたのが始まりでした。
 伊丹十三の「お葬式」のようなものかと思って読んでみると、「死という問題そのものをどのように受け止めるか」「生きるとはどういうことか」という正面からの問いかけでした。
 その後、早速、アマゾンで安売りのDVDを購入し、映画を3回観ました。
 何度も何度も泣きました。
 特に、火葬場での火入れのシーンは、何度観ても母が亡くなった時の自分自身の号泣を思い出しました。
 変な話ですが火葬されるまでは生身の体がありますが、これを境に「本当に会えなくなる」と感極まったのでした。
 映画では、そのときに「死は門」と台詞が言われていましたが、本当に心に響きました。
 是非とも皆さんに観てもらいたいと思いました。
 (林 哲也)

投稿日(2009/05/28)