タケノコニョッキ
タケノコニョッキという遊戯をご存じだろうか。
古くはセンダミツオナハナハと同系統、飲み会で興じられたはた迷惑なお遊びだが、
この時期、実家の裏庭でリアル筍が生えるのを見ては思い出す。
「いいか、1ニョッキ(左ジャブ)を制するものは世界を制す、だ。侮るなよ。」
トレーナーの声(勘違い含む)を頭で反芻し、私はイメージを膨らます。
単純だ、左手を前に、が両手を頭上に、変わるだけ、あとは間だけ、、全ては初手のタイミングに
集中、、、いざ!
タケノコタケノコニョッキッキ
1ニョッキ!
1ニョッキ!
(隣うるさくね!?)
1ニョッキ!!
1ニョッキ!!!
(すみませーん、他のお客さんの迷惑になる行為は、、)
1ニョーーッキ!!!!
激しい死闘の末、まさかのリングアウトされた私。
あれから二十幾年、ただただ若かった儚い(恥ずかしい)過去となった。
青春はどどめ色、とはまさにこのことか藤井風。
ちなみにうちの筍は真竹なので思い出だけでなく味も苦いです。

さらりと生きたい ヤベ
投稿日(2022/04/28)