コラム

読書

 冬場は野良仕事が少なく本を読む時間がく多くなった。図書館で新着本や読んだことのない作家の小説を探して読んでいる。

 最近印象深かった小説は、吉田修一の「国宝」。ヤクザの息子と歌舞伎の名門の御曹司が、歌舞伎の世界を波乱万丈に生き抜いていく物語。血族との絆と軋み、スキャンダルと栄光、信頼と裏切りが刺激的に、また愛情深く描かれ、小説の世界に引き込まれていった。 
 図書館で読書通帳を発行しているので利用している。借りた本の記帳を眺め、過去に読んだ本の記憶を辿るのも楽しい。

 (昭)

投稿日(2021/02/01)