コラム

「働かないアリ」

 働き者だと思っていたアリやハチの集団には、ほとんど働かない者が常に2~3割存在すると

言う。人間のように司令塔がいる訳ではなく、仕事への腰の軽い者から腰の重い者まで、

まんべんなく存在するようだ。

 更に、

働かないアリだけで集団を作ると、やがて働くアリが現れ、働くアリだけにすると働かない

アリが現れる。

それも、やはり同じような比率で現れるという事を北海道大学の研究チームが発表している。

集団の長期的存続には必要な形態のようだ。

  それにしても、

人間と昆虫を比べるのはどうかと思うが、我々組織運営にも無関係とは言えないのかもしれない。

今は駄目な人間でも、いざとなれば活躍の可能性がある。

人は目先だけで判断せず、チャンスを与える事で育ち、いずれチームに貢献すると常に私は

考えていて、この研究結果は非常に興味深かった。

 (大山)

投稿日(2016/02/23)