介護事業所の経営と労務管理

「地域包括ケアシステム」と「サービス付き高齢者向け住宅」(11.04.01)

 先日、「成功するサービス付き高齢者向け住宅」というテーマでセミナーを聞いた。

 これからの超高齢化社会を展望し「施設」ではなくて「在宅」での「看取り」までのサポートをしていくために「30分でカバーできる圏域」でケアシステムを構築することとしていることに気づかされた。

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 そして、その中核の一つが、住み家である在宅とともに「サービス付き高齢者向け住宅」という新概念が打ち出されることになったとのことである。厚生労働省と国土交通省が一体となって、従来のわかりにくかった「高専賃」「高優賃」などという名称の高齢者住宅が、近い将来「サービス付き高齢者向け住宅」の制度に一本化されるとのことであった。

 2000年からの介護保険制度が、今後、大きく様変わりしていくように思われた。

 ただ、セミナーで「震災でビジネスチャンスが少し遅く展開される」という程度の受け止めのコンサルタントだったことはガッカリした。

 神戸の震災でも、その後の介護のあり方に大きな影響を与える創造的な制度や実践が展開されたのだが、「神戸出身」と自己紹介した割りには目先の話に終始したことは、残念であった。

 




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