「介護事業所におけるキャリアパス対応セミナー」(日本法令主催)(10.04.18)
●キャリアパスについてのセミナー講師をしました
私は、先週(2010年4月17日)、開催された日本法令のセミナーにおいて、3月30日付けで示された厚生労働省のキャリアパス対応の要件について次のように表現しました。「従来、想定されていた難易度を比喩的に表現すると『走り高跳び1メートルの高さ』から『走り高跳び50センチ』になった。」
今回開かれたセミナーは、おそらく体系的で最新の介護事業所向けのキャリアパス対応セミナーとしては日本で最初のセミナーだったと思われる。
●キャリアパスで介護事業所の自己変革
この説明を聞いた方の反応は二つ。
一つは、「ビジネスチャンスとしては、役割が薄くなった」との受け止め方。
もう一つは、「実際の現場を考えると、徐々にハードルをあげていくことで実態に応じた対応が出来る」との受け止め方。
どちらが正解か、それは、この介護事業所に、社会保険労務士としてどのようにアプローチしていくのかという主体的な問題が大きいと思われます。
「単なる書類提出」だけの実務屋、代書屋さんとなると、この申請はあまりボリュームの無いものです。しかし、このハードルの低さをチャンスとして、事業主の「志」を確認し、育て、将来的には志の高い理念経営や事業展開をめざしていくというアプローチをめざす場合には、見える世界は異なります。
今回の参加された100名を超える社会保険労務士の専門家の方々の反応は、明らかに二つ目のスタンスの方が多かったと実感しました。
久しぶりのブログ更新となりましたが、あらためて引き続き情報発信を強めていきます。
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