「いま何時?」 (12.1.18)
ある日、車のデジタル時計が切れてつかなくなった。車で移動することが多い私にとっては、少々不便な状態になってしまった。
それから数日後、今度は腕時計の電池が切れた。今度は、少々どころかかなり不便な状態に陥ってしまった。こんな時に限って、予定が結構入っていたりして、時間に追われる日々の中、なんとか携帯電話の時計を頼りに、何日か過ごす羽目になったのである。
しかし、時計がない生活は不便なのであるが、一方で少し解放された気分もあり、時間に追われる日々の中で、車の時計と腕時計がダブルでない生活は、不便ではあるが気持ちは少し自由の中にあるという何とも言えない気分の日々であった。たまには、時計がない生活もいいかもしれない。
一方、どんなときでも電池がいらない「ハラ時計」だけは、正確に空腹を告げてくれる。
(酒井洋美)