今、騙されようとしているかも・・・・。 (11.5.24)
「なんじゃー、これは」
最近、毎朝、新聞を見るたびに驚くことが続出する。
最近の極めつけは「社会保障と税の一体改革を論議する『集中検討会議』」の報道です。
見出しは「子育て支援」との名目ですが、幼稚園と保育所の一体化によるサービス低減の施策は改悪以外の何ものでもありません。例えば、保育所には「調理室」が必要とされ、食育の要とされていましたが、その必要は無いということなど重大な事項が含まれています。
「非正規労働者の厚生年金と健康保険への加入拡大」という名目ですが、これが実現されると、結局、週20時間以上働く人からも保険料を徴収し、ますます収入が削られることになります。
「医療、介護、保育、障害者制度の自己負担を合算」という名目で、国民背番号制を導入し、所得を国家が把握するということが予定されています。
言うこととやることが違う。しかも、いずれも、かっての自民党政権時代に提出していましたが「問題有り」ということで懸案になったり保留になっていたことばかりです。
このままだと、かって、村山社会党政権時代に、国民的批判の大きかった消費税が導入されたことにも共通しますが、政権交代時に禍根を残す制度が実現することに。
東日本大震災のどさくさに紛れた、重大な改悪には騙されてはいけないと思う。(林哲也)