幸福の木 (11.4.27)
おととし「幸福の木」という名前の観葉植物をもらいました。植物を育てるのはなかなか苦手なほうでよく枯らしてしまうのですが、この「幸福の木」は本名は「ドラセナ・マッサンゲアナ」といって南国生まれの丈夫な木だそうで、私でも育てられると思い大切に育てていました。
ところが去年の夏、外出から戻ってみると青々とした葉っぱが全部真っ茶色に枯れてしまっていました。朝は元気だったのに、たった1日でこんなに真っ茶色に枯れてしまうなんて・・・と、目の前の光景が信じられませんでした。ショックな気持ちを抱えながら1日はそのまま置いていたのですが、真っ茶色の姿を見るたびに胸が痛むので、思い切って枯れた葉っぱを全部切り落としてしましました。その状態を近所の花屋さんで相談してみたところ、木の根っこから枯れきってしまわなければ、また葉っぱが出てくる可能性はある・・とのこと。
葉っぱも無くなり、つんつるてんになった木を毎日眺めながら、「枯らしてしまってごめんね・・・」という思いで、ずっと変わらず、土を入れたり水をやり続けていました。それでも全く反応がないまま冬を迎えてしまって、もう無理かな・・・と思っていた今年の初めに、緑の葉っぱが芽を出し始めました!
本当に嬉しくて、諦めなくてよかったと思うと同時に、「幸福の木」の生命力にも驚かされました。
幸福を願って贈ってもらった「幸福の木」。せっかく芽を出してくれたので、今年の夏は枯らさないように気をつけて、これからも大切に育てていきたいと思います。(福原 智子)