猛暑の教室 (10.9.14)
この日曜日に、娘の小学校で「家族参観日」がありました。
私が小学生の頃(25年位前)は、日曜日にこのような参観日はありませんでしたが、父親も参加し易いようにとの配慮でしょうか、時代は変わるものです。
時代が変わると言えば、昔は参観日というと、お母様方は所謂「よそ行きの格好」。
教室に充満する、防虫剤と化粧の香り...。中には、毎回、和服をバッチリ着こなして、現れるご婦人もいたりして。
私の母もご多分に漏れず、前日に美容院へ行っていた記憶があります。
でも、今やそのような方は少なく、大体が普段着のラフな格好をされていました。
しかし、今年に関しては、ラフな格好も仕方が無いのかもしれません。
それは、昨今報道でも話題にのぼっていますが、教室が暑すぎるのです。
児童と先生は、汗だくで授業をし、それを見守る親たちも皆、汗だくでした。
娘に後で聞くと、「今日は風があったから、まだマシ。」とのこと。
報道やインターネット上では、教室に冷房設備は必要かの是非が語られていて、大体賛成が6~7割とのこと。かく言う私も、始めは、「何を贅沢な!」と思っていたのですが、自ら体感してみて、その考えも揺らぎました。
やはり、時代は変わっています。
それでも...、参観日で少し緊張した様子の子供達、自分の親を見つけて、ニコッとする顔。それを見守る暖かいまなざし...。
これらは、昔のままでした。
(堀川 伴和)