「宿命」と「運命」そして「使命」 (10.2.24)
最近、いつも考えることのひとつが「幸せ」。
仕事だけではありませんが、何かにつけて「なぜ、これをしているのか」と尋ねると、「他に方法が無いから」「家業だから」「他に行くところが無かったから」などの返答を聞くことがあります。
せっかく自分の人生なのに「宿命」的に考えている方が意外に多いのです。この場合の「宿命」は、現在が自分にとって「変えることが出来ない」「意識しようがしまいが自動的に決まる」という意味です。
しかし、「仕事」だけに限らず、自分が様々な現象に影響を与えていく、自らが意思決定をしながら方向を選択していくことができるのであり、その意味では「運命」(命を運ぶ)ことが出来るはずです。
経営理念を考えていると、こうした「運命」というより、更に積極的に「使命」(命を使う)というスタンスで自らの命を使うことを考えることが「幸せ」への道だと思うようになりました。(林哲也)