「セダン好き」 (10.1.28)
弟が「新型プリウス」を買った。
年末に実家に帰ったときに、納車ほやほやのプリウスに乗せてもらった。確かに静かだし乗り心地も悪くない。燃費もそこそこ良さそうだ。ただあの形はいけているのだろうか?ハイブリッドカーはインサイトにしろなぜあんな形になるのだろうか?
最近は、コンパクトカーや1BOXカー、RV車などが人気で往年のセダン形の車は少なくなってしまった。うちの事務所でも約30人いる中で、コンパクトカー・軽自動車が多数を占め、セダンに乗っているのは私1人である。まさしく時流を反映している。
車に求める価値観が変わってきているのだから仕方がないのかもしれないが、寂しいものである。車はただの移動ツールではなく、乗るからにはやっぱりかっこいい車に乗りたいと思う。車の基本形はやはりセダンが美しいのではないか。あまり知られていないかもしれないが、フェラーリやマセラッティのデザインをしたのは奥山氏という日本の工業デザイナーである。日本人にそんな人がいることは誇らしいことである。一握りのセダン好きの人のために、性能や燃費の向上だけでなく形にもこだわって開発をしてもらいたいと思う。
あと8年後くらいの次の車を買うときまでに、よく走り、環境にもよく、かっこいい車が出来ていればうれしい限りなのであるが・・。
(酒井 洋美)