ちょぼ焼き (09.11.25)
先週末、大阪に行ってきました。私は生まれてから10歳まで大阪に住んでいて、大阪に行くといつも懐かしい感じがします。
半日、一人でぶらぶらする時間があったので、子どもの頃、近くの商店街でよく食べていた「いか焼き」を阪神百貨店の地下に食べに行きました。阪神百貨店で、この「いか焼き」を販売しているのは以前から知っていて大阪に行く度にちょくちょく食べに行っていたのですが、もっと懐かしいものが販売されているのを見てビックリしました。その名も「ちょぼ焼き」です。
もともとは大正時代からあるものでたこ焼きのルーツらしいです。知名度は低いと思いますが、私は子どもの頃よく近所の駄菓子屋さんで食べていました。銅製の専用ちょぼ焼き器を使い、しかも炭火で自分で焼いて食べるのです。百貨店ではそのちょぼ焼き器は使っていませんでしたが・・・。
わくわくしながら、早速「ちょぼ焼き」を買って食べてみました。先に食べた「いか焼き」よりふわふわで美味しい!と思いましたが、子どもの頃食べていた「ちょぼ焼き」はもっともっと素朴で味気なく、これとはちょっと違う。美味しかったけど、あの素朴な味の「ちょぼ焼き」をもう一度でいいから食べたいなとすごく思ってしまいました。
(齋藤 美穂)