『六方よし』の経営 (22.5.17)
先日、滋賀県の方のお話しを聞く機会がありました。
滋賀・近江で有名な言葉に「三方よし」があります。
これは、近江商人の「売り手よし、買い手よし、世間よし」の「三方よし」です。
その心は「自分の利益追求だけにとどまらず、社会貢献をする」という経営哲学に基づいた先進的な経営だと言われていました。
近年、これに、さらに3つの『よし』を加えた『六方よし』の経営と言われているとのことでした。
すなわち、
①売り手よし
②買い手よし
③世間よし
これに加えて、
④作り手よし
⑤地球よし
⑥未来よし
とのことです。
新しく付け加えられている④、⑤、⑥は、
・「④作り手よし」は、サプライチェーン上の『作り手』が守られ、真価を発揮すること。
・「⑤地球よし」は、私たちの活動の舞台である『地球』が健康な状態にあること。
・「⑥未来よし」は、私たちの次の世代、それに続く将来の世代に負の遺産を遺さないような行動を私たちが取ること。
SDGsが提起されている最近の時代で、なおかつウクライナ問題もあって、切実に感じることです。(林哲也)