アナログレコード (21.6.29)
日本レコード協会によると、アナログレコードの生産数量は2009年の約10万枚を底に2010年から増加に転じ、2019年には約122万枚まで伸びているそうである。全盛期の1970年代後半には年間2億枚であったから、そのころの1%未満ではあるが10年間にわたって増加していることには驚きを感じる。
音楽CDの生産量もここ10年毎年減少を続けているが、新たに若い世代にもレコードファンが増えてきており、スマートフォンなどで音楽を聴くのでは物足らず、アナログの音を楽しみたい人が増えてきているのではと推測されている。
我が家にも、1970年代から1980年代に買ったレコード(LP、ドーナツ盤)が30~40枚ほどある。「断捨離」の一環として押し入れの奥から引っ張り出してはみたものの、一枚一枚に思い入れがあり処分できずにいた。たとえば、因幡晃のファーストアルバム「何か言い忘れたようで....」(1976年)、中島みゆき「愛していると云ってくれ」(1978年)、etc.
最近もう一度聴いてみたいという思いが強くなり、レコードプレーヤーをアマゾンで新規に購入した。CDもMDもなかった頃に何度も聴いた曲。ディスクに針を下ろすと、パチパチというレコード特有の音が懐かしい。
(高嶋)