備忘録:Excelのデータを重複チェックする話 (21.4.16)
Excelで、特定の列に並んでいるデータの中から重複しているものを関数を使ってピックアップする方法。
例えば、
A列に入っている全データ(「$A:$A」でA列全体を指定)を、
B列でチェックするように書くと、
B2セル:=IF(COUNTIF($A:$A,A2)>1,"重複","")
B3セル:=IF(COUNTIF($A:$A,A3)>1,"重複","")
B4セル:=IF(COUNTIF($A:$A,A4)>1,"重複","")
...
となる。
この書き方だと、重複している両方(=全部)のデータに対して、「重複」が表示される。
(「りんご」は2行目・5行目・10行目すべてで「重複」となる。)
重複したデータを全部洗い出したい時はこれOK。
一方、A列の先頭(「$A$2」と書いてA2セル固定)からその行まで(2行目ならA2、3行目ならA3を指定)の範囲のデータを、
B列でチェックするように書くと、
B2セル:=IF(COUNTIF($A$2:A2,A2)>1,"重複","")
B3セル:=IF(COUNTIF($A$2:A3,A3)>1,"重複","")
B4セル:=IF(COUNTIF($A$2:A4,A4)>1,"重複","")
...
となる。
この書き方では、重複した2個目以降のデータに対して、「重複」が表示される。
(「りんご」は5行目・10行目が「重複」となる。)
重複したデータを排除して、一意のデータに絞り込みたい時はこちらが有効。
ちなみに、重複したデータを実際に消してしまって構わない場合は、
関数なんてややこしいものを使わずに、《データ》タブ→「重複の削除」メニューで一撃。
むぎわら