御坊川の生き物 (20.7.29)
朝と夕方、健康のために近くの御坊川沿いの遊歩道をウォーキングしているのだが、歩きながら視線を川面に移すといろんな生き物が見えてくる。
最も多いのは「コイ」。コイは生命力が強くて雑食性、決してきれいな水とは言えない御坊川でも、水底の藻類をパクパクと食べている。黒褐色がほとんどだが赤白や黄色の色コイも数匹見かける。また、目の後ろの赤い模様が特徴の「アカミミガメ」も多く、浅瀬の石の上などで数匹が甲羅干しをしている。そのほかにも時折見かける20センチ以上の個体で、長い口ひげがある魚。たぶん「ナマズ」か「タイワンドジョウ」と思われるものも3~4匹いる。いずれも外来種で、特にアカミミガメは緊急対策外来種に指定され積極的に防除を行う対象になっている。
今や日本各地の池や湖、河川で外来種ばかり増殖し、日本固有の生き物が減ってきている。子供の頃に池や田んぼでとったフナやメダカはどこへ行ったのだろう。御坊川に「アリゲーターガー」が出現しないことを祈っている。
(髙嶋)