根拠のない過剰な恐怖心こそ最大の問題 (20.8.27)
大学生のインターンシップ面接をして驚きました。
春から学校に行かず、オンライン授業ばかりとのことでした。
大学時代は、社会人になるまえの人と人との深い絆をつくる大切な時期です。
思いっきり語りあい、一生の友人をつくるなど、人生の大きな学びの時間であるべきです。
そもそも「コロナ対策で、そこまでしなければならないものか」という疑問が湧き上がります。
「里山資本主義」の著者の藻谷浩介氏は「今回の騒動には、①パンデミック(ウイルスのまん延)②インフォデミック(恐怖感のまん延)③ディプレッション(需要の蒸発による経済財政の危機)──の三つの側面があった」と述べて、ワイドショーレベルの医学的根拠の希薄な恐怖心に駆られた自粛が最大の問題と解説していました。
この記事を読んでいて連想したのですが、大昔は、日食や月食を見て、天地の終わりがきたと大騒ぎがあったこと。
科学的な思考を止めて、迷信による恐怖心に駆られることは考えものです。明確な根拠を考えた行動が大切です。(林 哲也)