「ふるさと納税」 (19.2.18)
確定申告のシーズンとなった。確定申告で'ふるさと納税'の控除申告をする人も増えているので通常申告に少しプラスの手間がかかる。高額納税者となると'ふるさと納税'の件数も多いので一苦労である。
私も顧客から聞かれることが多いので、仕組みを知るために何回かやってみたことがある。地域の特産品をお礼にもらえて、寄付した分は税金の控除もしてもらえるので一石二鳥の制度である。お得な制度なのであるが、お礼品合戦の様相にとうとう総務省が規制を決定した。返礼品は寄付額の30%以下、返礼品は地場産品で!そもそも、生まれ育った故郷や応援したい自治体に寄付が出来る制度という趣旨で始まったはずである。お礼を目当てに寄付をするのは少々趣旨が違ってきているのではあるが、お礼品がなければなかなか寄付も集まらないというジレンマでもある。
私の故郷は丸亀市であるが、昨年夏の豪雨や台風の影響で丸亀城の石垣の一部が崩落した。今現在修復に向けて「丸亀城石垣修復プロジェクト」として、募金活動や'ふるさと納税'の募集も開始されている。私も微力ではあるが何からの形で寄付をしようと思っている。これが本当の'ふるさと納税'かもしれない。修復には10年くらいはかかるのだろうか、毎年少しずつ長く応援していきたいと思う。
(酒井洋美)