センターピン (18.1.17)
先日、ある経営者のお話を聞いていて「なるほど」と思った考えです。
ある事業が成功するかどうか、それはボーリングにたとえれば、ストライクを取ることです。
ストライクを取るためには、センターピン、つまり一番真ん中のピンを外してはなりません。
センターピンに当たらない限り、ストライクは取れないのです。
センターピンを外さなければ、かなりの高確率で成功します。
問題は「事業におけるセンターピンとは何か」。その見極め方です。
では、居宅介護事業にとってのセンターピンとは何か、を考えてみると。
"利用者と家族から篤い信頼があり、介護に関する悩み等の相談が絶えず、行政・利用者・家族からの紹介も続き、毎日頼られて働きがいを感じること"となるかと思います。
「あそこに相談すれば、何かの解決策や方策が見えてくる」と町の噂になっている」ような事業所となっている。
これこそ居宅介護事業に従事する者のセンターピンなのです。
在宅介護での日々の暮らしにおいて、予期せぬ出来事や悩み事は尽きることはありません。
その予期せぬ出来事や悩み事を居宅介護事業は、日々、見つめ、体験し、方策を組織として考え続けています。
在宅生活における頼りになる居宅事業所となることで、初めてストライクの仕事ができるようになります。
こう考えると、電話相談の多いケアマネの仕事も、それが信頼を篤くしてく大切なことなんだと思えるようになりました。(林哲也)