ベーシックインカム (17.12.20)
AI(人工知能)やロボット技術の進化で、10年~20年後には労働人口の49%の約2500万人が失業し、失業者だらけの社会ということになりかねないという記事を目にした。
巨大化した自動化社会を維持するには、大量の消費者が必要なのに、消費者にお金を分配する労働が結果として失われてしまう。儲けを増やそうとしたらお客さんをなくすという矛盾を抱えたシステムで、政府が全ての国民に対して最低限の生活費を支給する政策(ベーシックインカム)を導入し、労働する義務から消費する義務に変わるという、現在では想像のつかない世の中になるかもしれないというのだ。。
技術開発だけがクローズアップされ、将来どのような社会を築いていくかという議論や計画はあまり耳にしないように思うが、急を要する課題だと思う。
(冬彦)