生活満足度73.9% (17.9.7)
内閣府が公表した「国民生活に関する世論調査」で、「全体としてどの程度現在の生活に満足していますか」との質問に、今年「満足」と「まあ満足」とを合わせた人の割合は、何と73.9%で、調査が始まって54年間で最高の「満足度」だったそうだ。
非正規雇用の割合が初めて40%に達し、給料も上がらず、経済格差も拡大し、社会保障の将来も不安な現状で、現在の生活に満足している人が4分の3もいるとは信じられない。
ある新聞に、「満足は目標や願望と現実のギヤツプに依存する。この数字は現実が良くなったのではなく、目標を下げたからではないか。日本人はついに「諦めの哲学」を身につけたということかもしれない」という記事があった。
この日本全体を覆う「あきらめ感」が政治にも影響し、前述の現状を招いた側面があると思う。自ら目標や願望を低くしてしまわないよう、あきらめないでしっかりと政治に参加しなければと思う。
(秋彦)