再考「教えるとは、希望を語ること 学ぶとは誠実を胸に刻むこと」 (17.4.18)
数年前のこのコラムで、ルイ・アラゴンの「教えるとは、希望を語ること 学ぶとは誠実を胸に刻むこと」 について記載をしました。
当合同経営グループでも、この春には新規卒業者の方などを迎えて、社会人の出発点に立った方や、団体の新人研修でお話をさせてもらうこともあって、あらためて、この「教えるとは、希望を語ること 学ぶとは誠実を胸に刻むこと」 につちえ話をさせてもらいました。
新人研修では、先輩から何かにつけて教えることがありますが、この詩の前半の「教えるとは、希望を語ること」という視点で、考えると、まことに意味深いものがあります。
どうしても「作業研修」的な要素が大きくなるのですが、やはりそれは新しい人にとって、職業専門家として知っておくべきことであって、それを体得することで、この業界で生きていく土台ができることになります。なので、「作業」を教えることが多いのですが、それを使って生きて幸せになることを語ることになります。先輩の教えは、希望を語ることになります。
後半の「学ぶとは誠実を胸に刻むこと」とありますが、学ぶ姿勢では、これから沢山の「知らなかったこと」を学び続ける人生を歩むことになります。知らなかったことを真摯に受けとめて理解していく誠実さは、どうしても必要なことです。
同時に、教える方も、実は全部を知っているわけでも無く、日々刻々と新しい変化は生まれていますので、人様に教えをするためにも、自分自身が誠実に学び教えていくことが求められます。
いずれにしても「学び」は一生のつきものだと思います。(林)