明るい終活 (16.11.25)
この間、たまたま仕事で行った病院の待合室で「きわめびと」というTV番組を見ました。タイトルは"明るい終活"。葬儀会社がひとつの事業で、亡くなった後を体験してもらうというものでした。以前、エンディングノートのDVDを会社で見たこともあり、興味深いものでした。体験しに来たのは年配のご夫婦で、ご主人が申し込んでいたそうです。会社の人と話をした後、まずは入棺体験。白装束を着て5分間入棺して、お経を聞きながら、今亡くなったとしたら、やり残した事はないかを考える。その後、プチ生前葬に奥さんと一緒に参加するという流れであった。ご主人は5分間の入棺で奥さんのありがたさを考えたそうで、奥さんは何も聞かされず連れて来られて、ご主人が亡くなった時を体験した事で大事にしなければと思ったそうでした。会社の方は、この体験を通して、生まれ変わって新しい自分になり、生きる活力へ変わってくれてハッピーエンディングにして欲しいと言っていました。今もし何かあったとしたら、やり残した事はないか...数分でしたが、いろいろ考えさせられる番組でした。
(岡野 里恵)