103歳の美術家 (15.7.27)
篠田桃紅、大正生まれ103歳の美術家の生き方に私はとても興味を持っている。
テレビで初めて見た時、年齢を感じさせない凛とした、とても美しい姿に自然と引き込まれて
いった。
話しぶりも、老いた小声ではなくはっきりと、一言一言に説得力がある。
日常の和服姿に品が有り、静かな何気ない動きにも目を離したくない、そんな気持ちにさせて
しまう。凄いオーラだ。
103歳でも現役、心を一本の墨で力強く又しなやかに表現する桃紅氏の作品をこの目で見て
みたい。
「いつ死んでもいいなんて嘘」「生きている限り人間は未完成」
おそらく、これまでたくさんの経験をし乗り越え、又それを楽しんで来たからこその言葉。
「人生は一人でも面白い」
共感し、生きる勇気を貰える女性だ。
(大山)