「何か違う」「おかしい」と感じる感性 (15.6.29)
先年、機密保護法が施行され「多すぎる秘密」処理が話題になっていましたが、この数ヶ月は「安全平和法」が日々の新聞を賑わせています。また、十月から施行されるマイナンバー制度(国民背番号制)が目の前です。
私は、マイナンバー制という表現をしても、これは国民背番号制に他ならないと考えています。
「少しきな臭いな」と思っていたら「徴兵制は、憲法十八条が禁止する苦役にはあたらない」という論者も出てきました。
驚くことに政権の国会議員からは「沖縄の新聞二紙を取りつぶせ」の声も出てくる始末です。
少し異なりますが、年金財政の株投資運用も本心「どうなっているのか」と思うことです。今の株高の一つの要因として年金財政が化けているのも本当のところでしょう。バブルが弾けてしまわぬよう祈るばかりです。
合同経営の理念と使命のひとつとして「日本国憲法の原理原則を大切にします」を掲げています。士業事務所としては、至極あたりまえですが、税法や社会保障関連法の根源法として日本国憲法があります。納税における租税法律主義、社会保険における国民の生活権と国の義務などです。
「何か違う」「おかしい」と感じる感性が鈍らぬようにしなければなりません。熱い夏にゆでガエルになってはなりません。(林哲也)