恩師の定年退職 (15.5.22)
私には中学時代の、恩師と言える人がいます。学級担任ではなく、水泳部顧問だった先生です。その先生が、3月末で定年退職となりました。
その3月末頃、一枚の葉書が届きました。水泳部だった後輩が企画した先生の退職慰労会のお誘いです。私は勿論参加しますと返信しました。
その水泳部顧問だった先生が私にとってどうして恩師なのか。それは私が中3の時、日曜日の午前中水泳部だった私は学校のプールで泳いでいました。プールサイドから急に先生から上がれと言われ、直ぐに家に帰れと告げられました。父が急死した知らせが学校にあったのです。
先生は後から家に来てくれて、おっきい身体で私を抱きしめてくれました。何も言葉はありませんでしたが、父を亡くした私に対して黙って抱きしめてくれたことを覚えています。先生は普段はとても怖い存在で、逆らう事は絶対にあり得ない存在です。水泳部顧問としてもとても厳しい先生でした。でも部活から離れるととても優しく私達の事を本当に大切に思ってくれている先生でした。
中学を卒業してからも先生とは交流があり、この度定年退職となった先生に改めて感謝したいと思いました。そして、今回の企画をしてくれた後輩達に本当に感謝したいと思ってます。
石川