賢く、しっかりした国民に (09.3.31)
汚染米の被害企業となっていた美少年酒造(熊本県)が、不正転売で起訴されている三笠フーズ(大阪市)を利用(1等米と3等米を差し替えて精米、余剰金年140万前後を造る)して、緒方美少年酒造社長(61)が現金で年1回受け取っていた。27年以前からやっていたというから、相当なワルである。石破農相自身が美少年酒造にも赴き、当時汚染米の謝罪をしているが、その時緒方社長はどんな心持で対応したのだろう。日本酒党の我輩は、「九州を代表するような美少年が、やってくれるな。また日本酒離れの原因を作ったなあ」と悔やまれる。
それにしても、汚染米を輸入する政府といい、その片棒を担ぎあくどい商売をする三笠フーズ、その三笠フーズを利用してキャッシュバックさせる酒造会社。余りにも国民、消費者を馬鹿にしている'構図'ではないか。何回も言うが、国民は本当に賢くなり、しっかりしないといけない.
稲作4割減反の国が、汚染米を輸入し続けているのは何故なのか。その本当の理由もはっきりさせなければならない。
(乃口健一)