昇段試験で思ったこと (13.12.18)
先月受けた書道の昇段試験に合格しました。四段です。一生続けられそうな趣味をと思い、始めた書道ですが、昇段していくと提出する作品数も多くなり、練習をするのにも時間がかなりかかります。
趣味で始めた「楽しいこと」も、昇段試験を受験ともなるとプレッシャーが出たり、忙しくて練習時間がゆっくり取れないことに焦ったり、練習が面倒になったりして億劫になり、ちょっとした「辛いこと」になってしまいます。
今回は特に忙しいさなかでの受験だったので、危うく本来の「楽しむ」目的を見失うところでしたが、何とか気持ちを切り替え、本末転倒にならないよう挑戦してみたところの合格でした。
書は人の体を表すという言葉の通り、その時々の気持ちの持ちようで作品にも表情が投影されます。書いた時には何とも思わなくても、後に見たときには結構ありありとその違いがわかったりします。
なので、書道をしている時間は単に文字の練習だけではなく、自分の気持ちと向き合う時間にもなります。せっかく趣味で始めたことを楽しみながら、これからも書の道を精進していきたいと思います。(福原)