災害に備えて (13.2.19)
ここ香川にいると、ここが地震大国日本の一部であることを忘れてしまうくらい、地震を体感することがない。しかし日本の各地では毎日地震が発生している。
一般財団法人日本気象協会が(株)コラビットと業務提携し、アニメーションで見られる「日本地震マップ」を提供しているのだが、これは地震の規模、発生回数、最大震度などがわかりやすく表示されているのでせひみていただきたい。http://www.quakemap.info/
これを見ると、東日本の太平洋沿岸で地震が頻発していることが一目でわかる。私がもっとも心配しているのは、崩壊寸前の福島第一原発だ。黄色い格納容器がむきだしになっている写真を見たことがある方も多いだろう。格納容器に冷却水が溜まらないということは、容器に穴が開いている可能性が大。さらに大量の使用済み核燃料が沈んでいるプールの壁も爆風でほとんど吹き飛んでしまっているが、このプールの中の放射能総量は広島型原爆1万発分にもなるという。
ここに震度4~5の地震が度々おきている。ここが崩壊したら、今は香川でのんきに暮らしている私も、再び人生の大きな選択を強いられるかもしれない。それに西日本でも、いつ巨大地震がおきてもおかしくないのだから。
家でいるときに地震がくるとは限らない。現に3.11のときも平日、仕事中におきた。そこで、自宅でしか用意していなかった防災グッズを、車にもある程度常備しておこうと思い、とりあえずマスクと子どもたちの衣類を積んだ。食料と水、防寒対策、ほかにもいろいろ必要だ。ガソリンも半分以下にはならないように給油しておいた方がいいというのが先の大震災の教訓だ。
自宅用と、外出時用の災害時グッズ、災害が起こったときの対応など、考えられる危機管理はしておくにこしたことはない。
(鈴木めぐみ)